英語の語りかけって必要？語りかけのメリットとよくある疑問を解説！【おうち英語】

おうち英語、バイリンガル育児を始めると、親が英語で語りかけをしたほうが良いのか気になる人も多いと思います。

結論から言うと「できるならしたほうが良い」です！

英語の語りかけには賛否両論あるんですよね。

などなど。

英語をネイティブレベルで話せる人はもちろんやったほうが良いと思うのですが、私みたいに自信がない人は親の負担にならない程度にやるのがベストだと思います。

個人的には、自信のない英語を無理やり話して子どもとコミュニケーション不足になる位なら、母語である日本語で自分の思いをストレートに伝えられるほうが、結果的に子どもの英語力は伸びると思っています。

ですので、私自身はそこまでやっていません。

とはいえ、やれるに越したことはありませんので、語りかけフレーズは日々練習中です。

今回は賛否両論ある英語での語りかけについて、語りかけをするメリット・デメリット、英語が苦手な親ができることについて書いていきたいと思います。

英語の語りかけについて、悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

英語で語りかけをするメリット・デメリット

まずは英語で語りかけをするメリットとデメリットをご紹介します。

メリット	デメリット
英語があることが普通になる お金と手間がかからない 発話につながりやすい 親の英語力も上がる 英語習得が早くなる	間違った英語を覚えてしまう可能性がある英語嫌いになる可能性がある

メリット①　英語あることが普通になる

一番身近な親が英語を話すので、英語を特別なものと思わずに日常に当たり前にあるものと認識することができます。

英語が自分の外ではなく、中にある状態になっていきます。

メリット②　お金と手間がかからない

英語音源や教材を用意する必要がないので、お金と手間がかかりません。

思い立ったらすぐにできる、低予算でできるのが語りかけの良いところです。

メリット③　発話につながりやすい

身近なママパパが英語を話すことで英語はコミュニケーションツールの一つだと認識しやすくなります。

母語のように取得していくことによって、発話もスムーズに進みます。

メリット④　親の英語力も上がる

お子さんに語りかけることによって、自分も勉強しなくてはという気持ちが働き、ママパパの英語力も伸びます。

メリット⑤　英語習得が早くなる

英語に触れる時間が長くなるので英語の習得が早くなります。

身近なパパママが自分に向けて英語を話すことで、英語のフレーズと意味も繋がりやすくなります。

デメリット①　間違った英語を覚えてしまう可能性がある

間違った英語を語りかけてしまうと、子どもも間違って覚えてしまう可能性があります。

特に発音に関してはよく言われています。

発音に自信がない方は、ネイティブの英語音源も同時に聞かせるようにしましょう。

デメリット②　英語嫌いになる可能性がある

親が英語で語りかけるのが当たり前の日を過ごしていても、子どもの年齢が進むにつれ、親が英語を話しているのは普通のことではないと気付き始めます。

家中心の生活から外への生活になり、コミュニティが広がっていくからです。

すると「ママ英語話さないで！」などと拒否されてしまうことも…。

話さないでと言われたら、一旦やめるようにしましょう。

英語の語りかけのよくある疑問

次によくある英語の語りかけの疑問について、50冊以上の本を読んだ知見を基にまとめてみました。

本によって意見はさまざまですが、一番多かった回答を載せていますので、参考にしてみてください。

日本語（母語）に影響は出ないの？

おうち英語程度の英語教育では日本語に影響は出ません。

ただし、家庭保育中心の乳児期に英語時間のほうが長いと、英語優位になったという例はいくつか見かけました。

ですが、幼稚園や保育園などコミュニティが広がる時期には日本語優位に戻るようです。

すべて英語のスクールに通わせる、家ではずっと英語漬けなど極端な英語環境にしない限り、日本語の影響は心配いらないでしょう。

英語の発音に影響は出ないの？

ネイティブの英語音源も聞かせることで影響は出ません。

語りかけと同時に英語の歌や動画のかけ流しも行いましょう。

どれくらいの時間語りかけるべき？

親子ともに負担のない範囲で行いましょう。

英語の読み聞かせの時だけ、お風呂の時間だけ、など時間を決めて行うのもおすすめです。

個人的にはネイティブレベルの人以外は、しつけに関わる部分、子どもにきちんと伝えたい場面では日本語で伝えるのが良いと思います。

細かなニュアンスや気持ちをきちんと伝えられるのは母語だからです。

英語力よりも親子のコミュニケーションを優先してほしいと思います。

いきなり始めても大丈夫？

少しずつ始めましょう。

昨日まで日本語で話していたママが急に英語を話すようになったら、子どももびっくりして戸惑ってしまいますよね。

まずは、「あいさつを英語で」「独り言を少し英語で」など少しずつ増やしていきましょう。

子どももすぐに慣れますよ。

子どもが嫌がったらどうすれば良い？

一旦やめましょう。

英語嫌いにもなりかねません。

どうしてもやりたいなら独り言は英語で、子どもへは日本語で話すのが良いでしょう。

語りかけを一時的に辞めたとしても、英語のかけ流しや英語絵本の読み聞かせなどインプット環境を継続していれば問題ありません。

英語が苦手な親はどうするべきか？

次の章で詳しく解説します。

英語に自信がない親も語りかけをするべき？

結論、つらくなければ、無理のない範囲でやるのが良いでしょう。

「英語で話すことは特別なことではない」と意識づけるには、一番身近なママパパが英語を話すことは有効です。

おうち英語でバイリンガル育児に成功しているタエさんも拓土くんのママも、英語に自信がなくても英語での語りかけを積極的にされていました。

タエさんと拓土くんママの本についてはこちらの記事でご紹介しています▼

≫おうち英語を始めたら必ず読みたい！おすすめ英語育児本10選

とはいえ、どうしても話せなかったり、すぐに英語が出てこなかったりする場合は、無理してやる必要はありません。

英語の語りかけを推奨していない本もあったからです。

それに、英語で話さなければ！と思うと、ママが疲れてしまいます。

だんだんモチベーションが下がり、おうち英語が続かない…なんてことにもなりかねません。

まずは、英語のインプットは音源に任せましょう。

子どもと一緒に英語の動画を見たり、英語の歌を聞いたりしているうちにママパパの英語力も伸びていきます。

覚えたフレーズや歌を子どもと一緒にマネしたり、簡単な英語絵本を読み聞かせてみるなど、できることから始めてみてください。

英語の語りかけの練習方法

今は英語が苦手だとしても、いずれは語りかけができるようになりたいですよね。

語りかけの練習方法の一例をご紹介します。

本を買う

語りかけフレーズが載っている本がたくさん販売されています。

最近は音声をダウンロードできたり、動画を見れたりして練習しやすくなっています。

中でもおすすめの本はこちら▼

同じ場面でも年齢別の言い方が載っていて、長く使える一冊です。

YouTubeを視聴して練習する

YouTubeにも英語の語りかけのフレーズ動画がたくさん投稿されています。

「英語　子育て　フレーズ」で検索してみてください。

動画を見る時間が取れなくても、耳で聞いているだけでも勉強になりますよ。

英語学習教材や英語絵本で一緒に学習する

子どもと一緒に英語のDVDを見たり、英語絵本を読んだり、一緒に勉強するのも良いでしょう。

子供向け教材はシンプルな英語で構成されていることが多いので、語りかけにも応用しやすいです。

幼児の生活に密着した内容であれば、たくさん語りかけに使えるフレーズが出てきますよ。

特にうっかりペネロペの英語DVDは、親子のやり取りがたくさん出てきます。

ほのぼのした雰囲気で親が見ても楽しめるのでおすすめです。

オンライン英会話の活用

オンライン英会話を利用するのも良いでしょう。

オンライン英会話では、先生と一緒に親役と子ども役に分かれて練習ができます。

自分のレベルや希望に合わせてオーダーメイドのレッスンができるのも魅力です。

子どもと一緒に練習できれば嬉しいですよね。

親子でレッスンをシェアできるスクールをいくつか挙げておきます。

AIで練習する

実際の先生と話すのは緊張する…という人に向けて、最近はAIでも練習できます。

AIなら間違いを恐れずに話せますよね。

スキマ時間にすぐにできるのも忙しいママやパパにもピッタリです。

まとめ：無理のない範囲で語りかけをしよう

今回は英語の語りかけについて、メリット・デメリット、よくある疑問などを解説しました。

一番身近なママパパが英語で話すことで、子どもの英語習得は早くなります。

ぜひ、負担のない範囲で取り入れてみてくださいね。